VOL.169
「小さなパーツ、些細な勘違い」

私、この度、2年ぶりにメインマ
シンの更新を行っています。
それで?今回いつもの「トホホ」
は無かったのか、と読者の皆様に
はお叱りを受けそうですが、ちょ
いとした可愛いのがあったので今
回はそれをご報告します。

手慣れた自作の過程で、CPUなど
の取付も順調に進み、さあ、マザ
ーボードの張り付いた板をケース
に組み込もうとして、例のアルミ
のI・Oバックパネルを見てみると、
あれ、いつもと様子が少々違う。
内側にスポンジみたいのが付いて
いる。それをアルミ紙で覆ってい
るのだ。
「ほほう、梱包の中で折れ曲がら
ないようにする保護材だな。さす
が『Deluxe』と銘打つ高級品は心
遣いが違うよなー」

しかし,このI・Oバックパネルを
着けたままケースにネジ止めしよ
うとしたら,このスポンジの厚み
が邪魔になってネジが閉まらない。
私は何気に、このスポンジ、もう
本来の役目も終わって装着段階で
は特に意味のないものだろうと、
一気にそれをむしり取った。案の
定、そうしたらスムーズにケース
に収まった。
めでたし・めでたし・・・。

いや、あまり「めでたし」でもな
かった。むしり取ったが糊の具合
で白い紙の一部が汚く残ってしま
った。徐々に後悔した。
また、何気にそのマザーボードの
外箱を見ると「Q-Shield」と書か
れてあるのを見つけた。英語で
「このI・OパネルはEasy&Safe
で他とは違う」とあった。

マニュアルには、従来の爪をなく
した設計で、取付中に手を切らな
いとか、より優れた電気伝導率に
より、静電気と電磁波妨害による
ダメージから大切なマザーボード
を守る、と難しい言葉まで書いて
ある。私には大した意味は感じな
くても、それなりに新しい機能の
一つなんだ。やはり、着いたまま
が本来の姿だったんだ。
「何だかなー、トホホ」

 平成20年11月23日

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