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VOL.113「やっぱりNTTー」


NTT西日本の「Bフレッツ」申し込んだのは、もう大分前。事前
受付の時を含めると、きっと1年以上も前になる。
チマチマとした「フレッツADSL」のスピードアップにうんざり
していた私、1.5→8→12と律儀に更新してきたけれど、もうい
い加減にして欲しいと、光ファイバーの100メガにしてその桁
外れのスピードを満喫し、暫くは落ち着きたいと思っていた。

しかし、最初の確認メール以来、待てども待てども何の連絡も
無い。確かに申込み者の周辺状況を見て工事の日程を考えると
書いてあるし、それは効率の点からももっともな事だと思って
いる。

しかしである。TVコマーシャルではあんなに意欲的にCM打って
いたりするのに、実際の現場では見事に冷え切っているのが実
感だ。私の家の周りに希望者がきっと皆無なのでしょう、しか
し、一人でもこんなに待ち望んでいる人の為にも、もう少し地
域密着の営業活動をして欲しいものだと思う。
過去にはマイラインとか、直接電話して販促したこともあった
だろうと思う。

その間、ADSLのモア24とか言うのが出た。近いうちにきっと40
なんてのも、私の住む市でも対象地域になるに違いない。
日頃、既に堪忍袋の緒が切れかかっている私は、先日とうとう
とりあえず「フレッツADSLモアの24メガ」にして、少しでもこ
の焦燥感から逃げられたら、とWeb上から申し込みを行った。

さっそくその翌日、NTTの担当者から電話がかかってきた。
「申し込み確認です。モアの24メガでよろしいですね。」
「まず、断って置きますが、お客様の線路距離が1.3km、伝送
損失が25dbですので、さほどスピードアップは望めないかも知
れません。返ってスピードダウンする事もあると言うことをご
承知置きください。」

この口調、確か8→12の時にも聞いたことがある。毎度、これ
ばっかりである。それは慎重な対応で、間違いない事にしろ、
何でこんな否定的な事ばかり言うのかー。商品に対する自信と
か意欲みたいなものがもう少し感じられたら、私もこんなに日
頃、この会社に腹が立たないのかも知れない。結果的にスピー
ドダウンする事は随分がっかりはするけれども、それ自体でNTT
を恨むことはない。距離1.3キロで駄目な商品を主力にする姿勢
を不思議に思うかも知れないがー。

それで結局、工事確約の返事はする気が無くなった。私には関
係ない(多分大多数が恩恵を受けれない)40メガと言うのが、
すぐ先にあるし、やっぱり、光にしたいと思ったからだ。
電話で最後に私が担当者に言った言葉、
「じゃ、結局お客自身が家の周り、営業活動して希望者募って
お願いします、て感じでNTTの代わりにセールスマンしなくちゃ
光ファイバー、やってもらえないんだー。」

NTTは電話の向こうで、心の底から笑っている様だった。




2003年12月29日


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