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VOL.145「Windows Vista β2 報告A」

Windows Vista β2、HDD新しいのまで買って評価版を入れたのだが、私等の
使用目的はごく限られている。私はAeroとかそのデスクトップの新しさを
先んじて体験することにある。

「先端技術はスゴい」とか優越感で呟きながら、透けたウィンドウ枠が格好
良いとか、丸い時計がレトロでしかも見やすい、とか、それは決してOS技術
の本質を捉えたものではない。しかし、そもそも私の場合、Linuxをインス
トールすることも同様だが、楽しみはその画面の目新しさを実感することだ
けにあると言っても過言ではない。最新技術の評価とか難しいことは嫌いな、
単なる素人OSマニアである。

しかし、それだけではいずれ何もやることが無くなるのは必然である。とり
あえずβ版のOSだから、全てβ環境で統一するのもいいかと、丁度公開され
たばかりのofficeのβ版2007を入れて体裁を付けてみた。インストールは何
なく完了したのだが、入れてみてあることに気が付いた。MSIMEで日本語変換
する時、一向に漢字にならないのである。

ひらがな・カタカナのみ変換して、漢字は全く出てこない。officeのβ版
を入れるまでは、確かにデスクトップの付箋には、メモを漢字で書けていた
筈である。漢字が書けないでは、実用性は全くといっていいほど無く、役
に立たないものである。

それから、最近のOSには、ウィルス対策ソフトは必須である。ウィルス対策
が施されてないと「何か対策を取ってくれ」と、いちいち際限なく催促して
くれる。おせっかい極まりないが、こうも執拗に言われると、マイクロソフ
トは何かウィルス対策ソフトの会社と結託しているのではないか、とすら思
えてくる。

そもそも、Vistaのβ版対応のウィルス対策ソフトなどが、既に市販されて
いる訳はない。試しにウィルスバスターとノートン・アンチウィルスの体験
版を入れて使えるかどうか試してみたが、勿論使えなかった。インストール
の段階で拒絶されたのである。それで、某雑誌に「Vistaでも使える」と紹介
されていたavaist!という海外のソフトを入れてみた。無料で高機能と割と
有名なソフトである。このソフト、日本語表示でパターン・ファイル等の更
新も頻繁に行ってくれるので十分使えるし、有り難いものだ。雑誌のおっし
ゃる通り、Vistaでも難なく使えるもので、おかげで、ウィルスの対応もで
きた。

家族は例によって、麻雀パイ・ゲームが大好きでしょうがない。上海・四川省
等、その手の類のものが好きなので、Vistaおまけの「マージャン・タイタン」
は楽しくって仕方がないものだ。さすがに新しいものだから動きも凝っていて、
最初のハイの現れ方、2つ同じハイを消すときの、その消え方などなかなか
楽しい動きをしてくれる。妻はVistaがどうのこうのではなく、新しい麻雀
パイ・ゲームが入っていることにご機嫌なのである。

ゲームのルックスの変更は、素人にとっては直感的で、容易に新しさを感じ
させてくれる。マイン・スィーパの爆発連鎖は、迫力満点でまさに地雷を踏ま
ないようにとドキドキするものだ。この前は、地雷を踏んで爆裂した途端、
その迫力にVista自身も落ちてブルースクリーンになった程だ。だから、それ
以来、OSが落ちるのでは、という緊迫感も含めて、一層ドキドキしながらゲ
ームをやっている。

以上、私等の場合、評価とはこの程度であるが、まあ、これも一般的に使用
する素人の生の感想とも言えないでもないだろう。そんな言い訳をしてVista
第2回目のレポートを終了したいと思う。





2006年9月3日


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