VOL.72 「ハードディスク、増設しましょ」


この話、自分のパソコンについてじゃないんです。
人(一応、私はPCの弟子と思っている)のパソコン、
その方、聞けば「ハードディスク増設したい」てんで、
ちょっと、その道(トホホ界隈)じゃ名の知れた私、心うきうき、
「すべて任せなさーい」と、その購入からすべてを引き受けた訳であります。

今平均的な容量、20GB(ATA66・7,200rpmだぜい!)を買って、
「どうしましょうか?ハードディスク、メモリーの増設みたいに簡単じゃない
から、私が付けてあげましょう。」
と、ドンと胸を叩いて申し出た訳であります。
その方も、そう言われると、まだまだ初心者、不安さも増して、
じゃ、おっしゃるとおり付けて貰おうかナ〜、てな感じでありました。

しかし、しばらくして、その方の状況が、とても私の出張を待っていられる
感じじゃなくなって、たちまち自力でやらないといけなくなった。
そうなると、私も残念なところはあるけれども、まあ、メールで、
いつも連絡取れるし、講釈は充分出来そうなんで、それもいいかなーと思って、
まずは「お手並み拝見」てなことにー。
そっちの方が、楽ちんだしネ。

現物渡して、マニュアルになりそうな、参考になる冊子とかも手渡して、
果たして大丈夫か不安だったけれど、どんな質問にも答えましょう、
また、聞いてくれれば嬉しいんで、そんな状況が一番楽しいんで、
割と私、上機嫌だった訳であります。それで、もうダメで、いざいよいよ
私の出番てなことにでもなったら、へへへ・随分格好よく登場出来るしネ・・。

反面、その方、何事も一生懸命、ストレートの人だから、4分の3以上の確率で
結局自力で出来るだろうとも思っていた訳であります。
淡々として真顔でー、初心者にしては結構可愛くないけど・・。
しかし、ちょっとの苦労もあるかな、と思っていました。

・・・その翌日、乾いた、短いメールが届きました。
「ハードディスク増設、無事完了しました。ありがとうございました。」

ん?もう終わったの?昼間仕事して、いつやったの?
基本的に、無事増設できたことは、本当によかったと思うのですが、
質問もないし、何か物足りないヨ〜。成功して、私、少し残念とは言えないし、
これぞ、究極のトホホ気分。
で、私のメール。
「おめでとう!さすが私の弟子!弟子は師匠を超えた。」

ふ〜、今度は、WIN98とWIN2000のデュアルブートを薦めてみるんだ!


 平成12年8月26日

e-mail himada@himataro.com